2022年夏東地中海クルーズ2日目①
ちょっと早めの夏休み、本篇「東地中海クルーズ」レポ続きです。
今回の旅行は、歴史的遺跡などをいろいろ回ります。
古代遺跡は破損が進んでいるため、予備知識がないと楽しめません。
私は前もって、塩野七生さんの歴史小説やガイドブック、解説本などを読んでおきました。
また、現地では、帰国後ゆっくり読めるようにそれぞれの遺跡の解説本も買いました。
今回のレポは自分で見たところを、こうした書籍などを参考に、自分の旅行記録としてまとめています。
ちょっとマニアックな内容になるかもしれません。
ご興味がない方はスルーしてください。
さて、クルーズ一夜明けて、朝目が覚めたら、バルコニーの外はこんな景色。
もう陸が近づいています。
この国訪問は今回が初めて。
テンションが上がります。

まだ寄港には時間があるので、のんびりメインダイニングで朝食です。
朝は11階のビュッフェレストランでも取れますが、私たちは落ち着いたテーブルサービスのレストランのほうが好きです。
ホットケーキ、ワッフル、フレンチトースト、オムレツ、目玉焼き、エッグベネディクト、スクランブルエッグ、フルーツサラダ、ヨーグルトなどなど、いろいろなものが好きなだけ注文できます。
コーヒー、紅茶、ミニサイズのペイストリーなどは常時ウエイターさんが持ってきてくださいます。
クルーズの基本料金だけでも普通のコーヒー、紅茶、ジュースなどは食事時は無料です。
ただ、エスプレッソ、カップチーノなどちょっと良い目のドリンクは有料となります。
私はいちいち伝票にサインするのも面倒なので、ドリンクパッケージをクルーズ予約時に申し込んでます。
↓私の朝食。
朝からおいしいカップチーノがいただけるのはうれしいです。

朝食後、キャビンに戻って身支度を整えて、今日はオプショナルツアーに参加です。
去年はツアー参加時、人がごった返して、出発までかなり待たされたりしてヘキヘキしたのですが、今年は比較的スムーズです。
きっと、各国の入国規制等が簡略化されてきているからでしょうね。
今日の寄港地はトルコ西部のクシャダス。
沖にはギリシャの島々が点在していて,ヨーロッパは目と鼻の先。
ヨーロッパ人の好むリゾート地としても知られています。

今日はリゾート地はパスして、歴史的遺産をツアーで見て回ります。
バスに乗って30分ぐらいしてからでしょうか。
今日の最初の目的地に着きました。
ここは、聖母マリアが晩年を過ごしたと言われる「聖母マリアの家」。
ユネスコの世界遺産になっています。

聖母マリアはキリストが十字架にかけられた後、エルサレムに残るのは危険だということで、12使徒のひとりヨハネと一緒にエルサレムを去りました。
長い間、聖母マリアが晩年を過ごした地は不明のままでしたが、ドイツ人修道女、アンネ・カタリーナ=エメリッヒが天啓を得て、聖母マリアが晩年を過ごした地を描写したとのことです。
それは、エメリッヒ女僧が訪れたことのない場所でした。
描写に従って発掘調査をしたところ、この聖母マリアの家が発見されたのです。
場所は現トルコのセルチュク市。
エルサレムを逃れたヨハネと聖母マリアは歩いて旅をしました。
最後に行きついたところがこの場所だったのです。
実際、聖ヨハネもこの地で布教をしたとヨハネ黙示録にも記されていることから信ぴょう性は高いとされています。
ローマ法王パウロ6世が1967年にここを訪れたことで、ヴァチカン公認の聖地となっています。
毎年聖母被昇天の日である8月15日にはヴァチカンの代表者がここを訪れます。
今残っているのは修復された家。
小さな質素な家です。
残念ながら内部は撮影禁止なので、外観のみです。

この地から湧き出る泉があり、聖水を求めて数多くの人がやってきます。

また、この壁に願いを書いた紙きれを置くと、願いが叶うそうです。
大勢の人が紙に願い事を書いていらっしゃいました。

自由時間にお土産を買った後、バスに乗り次の目的地を目指します。
このあたりは丘陵地帯が広がり、オリーブや桃の栽培が盛んです。

- 関連記事
-
- 2022年夏東地中海クルーズ1日目① (2022/09/28)
- 2022年夏東地中海クルーズ1日目② (2022/10/02)
- 2022年夏東地中海クルーズ2日目① (2022/10/04)
- 2022年夏東地中海クルーズ2日目② (2022/10/06)
- 2022年夏東地中海クルーズ2日目③ (2022/10/10)