2021年夏東地中海クルーズ8日目
夏休みの東地中海クルーズのレポ、続きです。
最終寄港地クロアチアのスプリトを出発して一夜明けた8日目。
いよいよクルーズ最終日です。
朝目が覚めると、外はこんな景色が。
ついに下船の日となりました。

1週間前に後にしたトリエステの街に再び帰ってきました。

今回のクルーズ、普通は朝7時半にキャビンを開けなければならないそう。
コスタは8時だったのに、ほんの30分ではありますがMSCは早いですね。
朝の30分は結構貴重です。
実はメンバーズカードの特典で、レイトチェックアウトも可能とのこと。
昨日、前もってレイトチェックアウトを8時半にお願いしておいたのです。
というのも、ダイニングレストランが始まるのが朝7時半。
できれば、朝食後キャビンで歯磨きをして身支度を整えたかったのです。
1時間あればさっさと食事をして身支度ができるでしょう。
昨日の夜、私たちの下船のための集合時間は8時50分とわかったし、時間のタイミングはロス時間もあまりなくちょうどいい感じ。
ダイニングに行く前、廊下で私たちのキャビン担当のウォルターさんに会いました。
いつものように挨拶をして、今朝はレイトチェックアウトをお願いしてある旨を伝えました。
「No problem」と明るい返事が返ってきました。
初日から私と主人の名前を憶えてくださって、いろいろお世話になったのに、今日でお別れとは悲しいです。
ダイニングレストランが開く数分前から並んで開店と当時に入りました。
幸い、すぐにオーダーも取りに来ていただけて、待つ時間もあまりなく朝食を頂けました。
クルーズ最後の朝食です。

ところで、朝食でドリンクパッケージを購入していない人も普通のコーヒーと紅茶は朝食に込みで追加料金入りません。
ドリンクパッケージを購入していると有料のカップチーノなども追加料金なくオーダーできます。
これ、知ったのはコスタで初めて体験したクルーズの航程最後のほう。汗
席に着くとコーヒーポットを持ったウエイターさんがコーヒーを入れに来て下さるので、何も考えずに普通のコーヒーを飲んでました。
近くのイタリア人の方がカードを見せてカップチーノを注文されていたから、なるほどと思ったわけです。
以来、クルーズの朝食の時はカップチーノを注文します。
カップチーノのほうが普通のポット入りコーヒーよりずっとおいしいです。
MSCでもコスタ同様、カップチーノは有料、ただしドリンクパッケージ購入の人は追加料金がいりません。
早めに朝食を食べ終えてキャビンへ帰り身支度を整えます。
パジャマや歯磨きなど最小限の荷物を持っていよいよ下船です。
ウォルターさんに心付をお渡しして船を降ります。

隣にはコスタのデリチョーザ。
またコスタも乗りたいな~。

ターミナルにはこうして前夜廊下に出したスーツケースがずらりと並んでいます。タッグの色と番号ごとに並んでいるので、自分のスーツケースもすぐに見つかります。

トリエステの港からヴェネチア本島のローマ広場までMSCを通じてバスシャトルを予約してありました。
実は昨夜配られた下船案内の紙にはヴェネチア空港行の集合時間しか書いて無く、スーツケースにつけるタッグはヴェネチア空港行のタグでした。
受付で質問しようと思ったのですが、ものすごい列だったので諦めました。
最悪、自力で空港からローマ広場に出ればよいと思ってました。
ターミナル前にはバスがずらりと並んでいて係員さんが何人もいました。
係員さんに質問すると乗客リストをチェックして「はい、確かにローマ広場までで予約伺っております。まずこのバスで空港まで出て、その後ローマ広場行の別のシャトルに乗り換えてください」とのこと。
ちゃんと間違いなくローマ広場行で予約が入っていたと知って安心。
でも、下船案内書にローマ広場行も記載するとかしてくれないと、不安ですよ。
この点、ちょっとMSCは不親切というか、かなりゆるゆるというか・・・
バスの中で偶然、同じテーブルだったモロッコ系フランス人女性Fさんに会いました。
テーブルの他のメンバーは皆、チャーター便でパリに帰るため、下船が私たちより2時間遅いと聞いていたのでびっくり。
Fさんは今回ヴェネチアは初めてなので、飛行機に乗る前にどうしてもヴェネチアの街を歩いてみたかったそう。
ダメもとで早く下船をしてバスの係り員さんに聞いたら、私たちのバスに乗ってもよいと言われたそう。
MSC、かなりアバウトですね。
私がFさんに、「私たちは空港から別のシャトルでローマ広場まで行くよ」と言ったら、じゃあ一緒に行くとのこと。
2時間後無事に空港について係員の人にローマ広場行と告げると、なんと結局ローマ広場行を予約してあったのは私たち2人のみ。
私たちのために黒塗りの10人乗りぐらいの車が準備されてました。
MSCの係り員さんと交渉してFさんも一緒の車に(無料で)同乗して、無事にローマ広場へ向かいました。
Fさんに道中、短時間でヴェネチアをどう動くかなど、いろいろアドバイス。
スーツケースをどうしようと悩むFさんに、主人が「ダメもとで運転手さんに2時間後空港まで送ってもらえるか聞いてみたら?で、2時間、車に荷物を置かせてもらえるか交渉してみたら?」とアドバイス。
結局、運転手さんも、次の予約がなかったのか、あっさりOKとのこと。
私たちはローマ広場でFさんと別れました。
なので、ちゃんとFさんが2時間後にローマ広場に戻って運転手さんと無事に会えたか、ちゃんと飛行機に間に合ったかはわかりません。
Fさんが、短い時間でもヴェネチアを楽しんで、無事にパリに戻れたことを祈るばかりです。
これで、夏休みの東地中海クルーズのレポ、終わりです。
コスタと比べて、少々辛口な点もありましたが、それでもやっぱりクルーズは楽しいというのが正直な感想です。
MSCもコスパはかなり良いと思うので、うまく利用すればかなり満足が行くクルーズが体験できると思います。
コロナが落ち着いて、また旅行が自由にできる日が近いことを祈りつつ、少しでもクルーズに興味がある方のご参考になれば幸いです。
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