チュニス~バルドー美術館
北アフリカでは最大規模の美術館です。
ここはモザイク美術の宝庫で、かつてチュニジアがギリシャ・ローマ時代に栄えていたころの遺跡から出土したモザイクなどが多数展示されています。
今は、チュニジアはイスラム文化の国ですが、紀元前からフェニキア人、ローマ人、ギリシャ人などが住み、いろいろな文化の影響を受けました。
イスラム様式の建物の中で、ギリシャ・ローマ時代の彫刻などを見ていると、歴史の広大さを本当に実感します。
「あんな時代にギリシャから海を渡ってこんな遠いところまで交易をしに来ていたのね。」
実際の出土品を見ていると、遠い歴史がなんとなく身近に感じられます。
ギリシャ神話に出てくる神様たちのモザイクや彫刻が多いので、神話の知識があるともっと楽しめるかもしれません。
モザイクも、いろいろな色の石を使いながら、まるで絵画のように仕上がっているものがありすばらしいです。
制作にかけられた時間を考えると気が遠くなりそうです。

美術館には学芸員さんが何人もいて、個人客も案内してくれるので、学芸員さんにガイドしてもらうと詳しい説明が聞けていいですよ。
最初にちゃんとガイド料を交渉してくださいね。

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